チョコが欲しかったわけじゃないんだ。
正直この歳になってお菓子メーカーのくだらない策略に乗せられるなんて苦痛以外のなにものでもないし嬉しくもない。
なのに世間一般ではチョコレートを貰える=モテモテ、なんて図式が平然と出来てしまうんだから仕方ない。
「理樹…その発言は俺達を大いに敵に回したぞ…」
貰えない人が一人でも周りにいるだけで、格好の攻撃対象になることも、否めないんだよね。


今年は理樹君厄年?SS『リア充とマダオの後夜祭』


 「で、理樹。お前何個?」
「…真人の目が本気で怖いんだけど、答えなきゃダメ?」
恭介の投げかけた質問は多分罪のない質問なんだ。それは頭じゃ分かってる。
でも本当に真人の目が怖かったりする。そう、強いて言うならば餌を2日ほど抜かれて飢えのピークに達したクマ。
もう何でも貪り食います、僕の貞操であってもってなんでだよっ!
「当然だ。戦果報告は毎年してきただろ?今年も例外なく、だ」
「…48個」
「ぐぉぉぉぉぉぉぉおおおぉぉぉッ!何でだぁぁぁぁぁアアアアア!!!」
ほら見たことか。こうなるに決まってるから言いたくなかったんだよ。ほら、ドンって壁叩かれた。真人うるさい自重。
「で、真人は今年も1個、それも小毬からの義理丸出しチョコな」
「みなまで言うなアアアアアア!!!」
ドンッ!壁叩き2回目。いい加減落ち着こうよ真人。
「ふっ、今年もダントツトップは理樹だったな。兄ちゃん嬉しいぞ」
「僕は…イロイロ複雑だよ…」
戦果報告では僕がダントツの48個、続いて恭介の26個、謙吾の14個、そして真人の1個。
謙吾ってば漫画読んでケラケラ笑いながらチョコレートの処理に大忙し。昔の謙吾ならこんなことならなかったのに。
やっぱり頭打ってどっかおかしくなったのかな。そろそろ少し頭冷やそうか?
そんな思いも届かず、更に大声で笑うもんだから壁ドン3回目。もうイヤだこの部屋、誰かと代わって欲しい。
「しかし、理樹のチョコはどれも手が込んでるな。笹瀬川のチョコなんて、パンツ同封してあったぞ」
「それが頭痛いんだよ…」
笹瀬川さん、謙吾がバカになっちゃったのが相当辛かったのか、ちょっと慰めただけですっかり僕のストーカー。ん、何か違う。
『愛しの直枝様 お口の中で甘く蕩けるチョコレートに、わたくしの温もりと香りが残る布を同封いたしました。温まって下さい あなたの佐々美より』
「何と言うか、末期だな」
「うん、放っといたら塀の内側一直線だね」
レースたっぷりの黒いセクシー下着は使用済みっぽかったから、洗濯して笹瀬川さんに返すとして。
「あーっはっはっは!」
笹瀬川さんをこんな風にした元凶をそろそろぶん殴ろうか。腹パンとかしてみたかったんだよね。あ、壁ドン4回目。
「それにしても独創的なチョコが多いな。特にバスターズ女子は」
「うん」
小毬さんはチョコレートはチョコレートでもチョコレートドーナツ。真人と謙吾が義理なのに、なぜか恭介と僕はこれをもらったのだ。
「しかも小毬の髪飾りと同じ形に作ってあるのが匠だな。リボンまでドーナツで再現だ」
「っちくしょぉぉぉっ!」
恭介見せびらかすの辞めようよ。そろそろ壁ドンの頻度が短くなってきたから。5回目。
「だがな、リア充としての余韻に浸るのは、何分リア充じゃないヤツを痛めつけることなんだ。分かるか理樹?」
「なんとなくね」
「んだよテメェら!オレだって筋肉さんなら負けねぇぞ!筋肉さんの恋人としては日本一だ!」
「世界一は?」
「スタローン」
言うと思ったよ。真人をアフガンに送ったらそれはそれで面白そう。
それは置いといて。
「鈴は例のごとく『こまりちゃんといっしょに作った。だからあたしのぶんはこまりちゃんのぶんだ』で終わったし」
「そうだね」
まぁ鈴がチョコを作る様はあまり見たくないというか、食べるのが怖くてもったいないお化けが出そう。それは勘弁。
「アイツにも料理をしっかり勉強させてやるべきだった」
「それはそれで…見たくないかも」
「何でだ」
鈴は、料理をするより元気に走り回ってる、ネコとじゃれてるほうが似合ってるかもしれない。僕としては無理に女の子らしいことをして欲しくない。
…ベッドの中で、十分女の子らしいから…なんちゃって。
「理樹、俺はこの歳で叔父さんと呼ばれるのか?」
「それはないと思うよ」
「複雑だな…出来たら女の子で頼むぞ、理樹」
黙れ(21)。


 「三枝は明らかに市販品だが、俺と真人と謙吾のはビックリ箱だった」
しかも真人のヤツはバネが何らかの理由で超強力になっており、それが真人の鼻っ柱に命中。あの時は相当ショック受けてたっけ。
「そして理樹のは市販のチョコに間違いないが、同封されていたQRコードを吸うと」
葉留佳さん謹製、バレンタインに贈る曲の着メロが手に入る。ダウンロードページは下までスクロールすると歌詞があって、曲に乗せて歌うよう書いてある。

『口溶けが弱くても 私が手伝ってあげるよ
 心通って舌が絡めば そこはもうキミのパラダイス』

「前時代的だな」
「でも何気にシャララエクスタシーだよね」
どこかのカラメルソースな歌と同じくらい恥ずかしいこと、葉留佳さんってば理解してるんだろうか。あ、ちなみにさっきから真人が吼えてるのと壁ドンは全部割愛してます。
書くだけ行数と時間の無駄だって相坂さんが酷なこと言ってたから。
 「で、能美は」
「クド?クドは…」
ヴェルカとストレルカを模したチョコクッキー。しかし歯ごたえを煎餅っぽくバリバリにして文字通り和風にしてみたわふーってことらしい。
「歯に詰まりそうだし顎に悪そうだな」
「どうせ来ヶ谷さんあたりに唆されたんだよ、きっと」
そしてその来ヶ谷さんのチョコは。
「見てこの市販品丸出し」
「あぁ、ベルギー直輸入の高級チョコってのは分かったけど、どうにも味気ない」
メッセージカードが封入されてるわけでもなければブラジャーが封入って僕は何を言ってるんだ。
高級な化粧箱はあとから何かに使えそうだから取っておこう。うーん、何かこういうところが貧乏性なんだろうなー。
「そして西園は俺ももらっていない。むしろ理樹しか貰っていない。よって詳しく教えてくれ」
「うん、それがね…」
白いブリキの缶。後ろは蝶番で止めてあり、正面の鍵を開け、上に開くと。
中にはクッキーをホワイトチョコでコーティングしたお菓子。全部手作りっぽい。これだけ見たら西園さんって案外手先器用なんだな、って思うんだけど。
「何でチョコ一個一個に『怨』って食紅で書いてあるんだろ」
「…直前まで西園が『はだしのゲン』読んでたのがヒントじゃないのか?」
そんなに僕に「オーナイスデザイン」と言わせたいのだろうか。第一不謹慎だ。
「それとも理樹が大勢の女の子からチョコ貰うことを最初から察した上でやったことなのかもしれないな」
「いやいやいやそんな嫉妬する子じゃない…と思うよ?」
そりゃベッドの中では『気が多いの知っています…でも子どもは…わたしとだけにしてください…』って泣きながら懇願されるけど。
あぁっ石投げないで!誠氏ねなんて書かないで!それ違う作品だから!
「で、笹瀬川は最初のとおりだな。第一なんでパンツなんだ?」
香りつきならハンカチに愛用の香水を一吹きして贈るってのが奥ゆかしくていいのに。
「うーん分からない。でも元凶がアレだから、本人もバカになったら何か違う自分に生まれ変われると思ったんじゃないかな?」
「理樹、なかなかの観察眼だ」
その元凶は相変わらず漫画読んでケラケラ。もういい加減スネギロチンしてもいいですか?
「で、二木は社交辞令的に普通のチョコ。義理丸出し」
「うん。恭介も貰えたんだ?」
「あぁ。なんだかんだで妹の世話をしてくれているから、社交辞令だけどあげますってな」
「葉留佳さん聞いたら怒るかマジ泣きだろうね」
ホント事務的なすんごいシンプルな包装だけど、中身はキットカット。受験生なら喜びそうだけど、僕は嬉しくないかな。
いつかみたいに放課後の生徒会室で佳奈多さんのお尻にポッキーを一本ずつ差していって悶える顔を拝ませてくれたら今後も頑張るのに。
「なぁ理樹。さっきからお前の周りがやけにピンクっぽく見えるんだが」
「気のせいだよ」
「そうか。兄ちゃん勘繰りすぎてたみたいだ。済まないな」
でもあの時はまだ処女アナルだったからケツ圧でポッキー折れてお仕置きしたけど、十分調教した今ならもっと入るんじゃないかな?
「いや気のせいじゃないぞ理樹。白状するんだ」
「だから気のせいだって」
「そうか」
まぁ今度試してみるとして。

 「えぇそうよ、チョコ作ってたけどお腹が空いて3時間目くらいに食べちゃったわよ!惨めでしょ?哀れでしょ?ほら笑いなさいよ!あーっはっはっは!」

 「何か聞こえなかったか?」
「ううん、全然?」
まだ春には早いのに、もうイタい人が歩き回ってるんだろうか。警備員さん何とかして。


 それ以外に戦利品を挙げていくとしたら、まず杉並さん。彼女も笹瀬川さんと同じように自分が身に着けていたものを入れたかったみたいだけど、
おそろいのペンダントってだけまだ可愛い。でもゴメン、僕金属アレルギーなんだ。杉並さんには内緒にしておこう。でもウォレットチェーンに使うには細すぎるしなぁ…。
次にあーちゃん先輩。綺麗に包装してあるチョコを、あろうことかパンツに挟んでいた。で『お前が欲しい、って直枝君が言ったらスカートを徐々に捲って出してあげる』ってお色気プレー。
勿論言いましたよお前が欲しいって。ピンクの可愛い勝負パンツでした。えぇ放課後の生徒会室で美味しくぱっくんさせていただきました本当にありがとうございます。
穴兄弟が多いって噂のあーちゃん先輩だけど、意外に経験人数自体は少ないらしく締まりは最高でした。卒業前のいい思い出になってナニ寄りです。もといなによりです。
「で、理樹、そろそろ俺も吼えそうなんだがいいか?」
「却下」
「あ、そうか」
そしてMOBキャラな下級生上級生同級生。先生からも貰っちゃった。結果48個。
でも思うんだ。
男はチョコより、その特別な日に斬った人数なんじゃないかって。

 小毬さんは昼休みに屋上で。配管に手を付かせてスカートを捲り上げ、ペンギンさんのバックプリントぱんつを脱がせてバックから挿入。勿論ゴムなし。いや小毬さんがそうしてって言ったから。
最後は自分から片脚配管に乗っけて『犬さんみたいに気持ちよくなるっ、とぶっ、とぶぅっ!』って言いながら絶頂。釣られて僕膣出し。トロンとした目で『ホワイトデーのお返しは…赤ちゃんがいいなぁ』なんて言うもんだから、
そのまま第2回戦。気がついたら昼休み終わってた。

 鈴は5時間目が始まった直後の体育倉庫。小毬さんが来ないことに心配して探しに来た(小毬さんは少し休んでから戻るーと言ってたけどまだ戻ってなかったらしい)ところを拉致ってハメた。
最初は抵抗してたけど、耳元で『小毬さんならさっきまで屋上で僕と子作りしてたよ。鈴、先越されちゃったね』って囁いたら一発陥落。こまりちゃんに追いつきたいって自分から種付け希望。
一足早いホワイトデーを堪能してました。『理樹っ!こーかいしてもしらないぞ!あたしは絶対産むからな!』と穴から白いの垂れ流しながら顔を赤らめて絶対出産宣言しちゃう鈴は今までのどの鈴よりも可愛かった。

 葉留佳さんは口溶けが悪いぞー!と放課後の使われてない教室へ。そんなはずないよ!と彼女が口にチョコを含んだ瞬間、僕の疲れマラも口に含ませる。ヘンテコツインテを掴みながらのイラマチオをしてやると、
ゲロ吐きながら目が虚ろになったからとりあえず優しく愛してあげた。駅弁でフィニッシュすると『あ…中っ…』とまた虚ろな目になったから綺麗に後始末だけして逃げ出した。

 クドは最後まで捕まらなかったけど、ホワイトデーは真っ先に毒牙にかけてやろう。

 来ヶ谷さんも見つからなかった。聞いた話によると主に下級生女子たちに囲まれて相当ウハウハだったそうな。

 西園さんは何食わぬ顔で入った女子寮で。あんなチョコ送りやがってオシオキしてやる!と唇を奪うと、自分からスカート捲りあげて『たっぷり…オシオキしてください…』って言ってくるから萌えて襲い掛かる。
直前にあーちゃん先輩を食べてたから、もう限界マラだったけど、汚してないところはないくらいに白いのを浴びせてやった。フィニッシュは勿論膣出し。小さくて未成熟な穴が僕の出したものを奥まで飲み込んでいくサマは、
見ていて芸術っぽかった。また見たいな、あんな光景。

 笹瀬川さん、二木さんは残念ながら食べてない。むしろ前者は怖くて襲えなかった。

「えぇそうよ、ここですら理樹君に襲ってもらえなかったばかりか名前すら忘れられてるわよ!惨めでしょry」

「変質者かなぁ…」
「心配なら見て来いよ、理樹」
「それはイヤだなぁ」
「そうか」
5人斬ったことになるね、今日は。
ホワイトデーのお返しが今から楽しみだ。さぁ、どんなキツいお返しを用意してあげようか。

 そこでチョコ貰えなかったみんなに朗報だよ!
相坂さんに『この子を白く汚してください!』ってキャラとその理由をWEB拍手で送ると、3月15日以降に『ホワイトデー後夜祭SS』をうpしてくれるらしいよ!
このSSを読み終わったら早速
・リトルバスターズの女性陣および周囲の女性キャラ(クドわふたーをプレイしてないのでわふたーキャラは除外)の名前
・その子を選んだ簡単な理由(ただ好きだからとかではなく、太ももがたまらないとか、孕ませられて絶望するところを見たいとか、ライトからダークまで何でもOK!)
以上をご記入の上どんどん拍手してください!だって。

でもなぜか知らないけど
『2番目に多かったキャラを汚してあげる』だそうです。
理由:1番だと多分姉御スキーが多いから姉御が一番になる。だったら微妙なさじ加減でゲームを楽しんで欲しい だそうな。

こんなgdgdなSS読んだ後じゃしたくないかも知れませんが、上手い具合に好きなヒロインを2番目にして、3月15日以降を待とう!直枝理樹でした。


あとがき

ってことで理樹君が宣伝したとおりです。
今度ばかりはお約束守ろうかななんて思ってます。早速特設ウェブ拍手ボタンも設置。
もうね、これでepicurean緊急浮上狙いますよ。

はい、ってことでホント短くてどうしようもなく救いのないSSでした。これそのままUPしたらなんか怒られそうだけど、
とりあえず次回のためのプロローグ程度にお考え下さい。相坂でした。

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